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■2014年8月の記事
 
 2014.8.31掲載 <ほとふと桜>
 「恐るべし!妖怪ウォッチ」

 子どもたちに大人気のアニメ妖怪ウォッチ。

 もちろん我が子もブームに乗り遅れることなく、ハマっている。子どもがハマると必然的に親も熱くなる。

 これが過熱の原因になっているのかはわからないけど、妖怪ウォッチ物はとにかく手に入らず、妖怪キャラクターが描いてあるなら買っておこう的な状態。

 全く手に入らないのは、妖怪メダルと腕時計型のアイテム。腕時計型アイテムに色々な妖怪のメダルを入れると、妖怪のおもしろい声がするおもちゃなのだが、ネットでは定価の3倍近くの価格で売っていたり、2個で約190円のメダルが高額転売されていたり、量販店では抽選販売でしか買えない。

 抽選販売には1000人近くの人が並び、映画の前売り特典狙いで1500人近く人が並んでいた。ちょっとしたイベントなみだ。自分も並んでいる中の一組だけど、この過熱ぶりはちょっと異常にも感じられる。発売元によると、増産体制を取って普及を目指すというけど、おそらく店頭に並ぶのは、まだまだ先だろうし、ネットでの高額取引も続くだろう。

 定価以下で買いたい私。

 我が子はいつなったら妖怪メダルを召喚して、主人公になりきることが出来るのだろうか…。


 2014.8.24掲載 <チョッパー>
 「紫外線」

 いくらか暑さも和らいできたとはいえ、まだまだ夏の紫外線は容赦ない。

 つい最近、海へ出かけたときのこと。この日もカンカン照りに晴れていた為、念入りに日焼け対策をして行った。

 しかし、海だから髪の毛を濡らさないようにと、前髪までアップにしてしまった事が間違いだった。

1日中太陽の下で遊んだにも関わらず、顔や体にはしっかり日焼け止めクリームを塗っていたので大した日焼けはしなくて済んだのだが、どうした事かおでこの上の部分だけがこんがり焼けてしまっている。ここだけ日焼け止めクリームを塗り忘れていたのだ。

 次の日、家族に笑われ、友達に笑われ、鏡を見る度に自分でも笑ってしまう。

来年もまた海へ出かける際には、こんな失敗はしないように気をつけようと決めた。  


 2014.8.10掲載 <ドドンパ>
 「祖母の思い出」

 富岡製糸場が世界遺産に登録された。養蚕に関わっていた桐生広域圏の方々も、感激されたことと思う。

 筆者の母の実家ももれず養蚕農家で、幼いころは母に連れられ手伝いに行ったものだった。

 そして一晩泊まってくるのだが、障子を隔てた向こうには蚕がたくさん。サワサワと動く蚕を感じつつ、眠りについた記憶が。今でも、暖かくなった春の日に降る小雨の音を聞くと、桑の葉を食む蚕たちを思い出す。

 祖母は度々、肩の上に蚕をのせて家へやってきた。「またお蚕様を連れてきてしまった」。ゴツゴツで皺くちゃで爪が割れている手につままれた蚕は、祖母が帰る時もまた、肩の上だった。

 お盆様ですね。


 2014.8.3掲載 <くりーむそーだ>
 「花子に魅せられて」

 連続テレビ小説「花子とアン」を最初から見続けている。

 今から100年も昔の話。この時代の人々の生き様や背景が、ドラマの描写を通じて、こぴっと伝わってくる。 

 主人公である花子の能力も素晴らしいものがあるが、父親の存在も大きい。東京の女学校に給費生として通わせたのも先見の明があるし、翻訳家・作家として花子が大成出来たのも父の考えあってこそのものだ。 そして、女学校で腹心の友である白蓮に出会ったのも運命的だ。

 白蓮の人生もまたドラマチック。大正三美人の一人といわれ、九州の石炭王夫人にまでなったが、後に若い男性との愛を貫いて駆け落ちしてしまい大騒ぎになったという。

 ともあれ明治、大正そして昭和と力強くたくましく生き抜いた花子には、感銘を受ける。ドラマもいよいよ後半に突入し、今後の展開も楽しみだ。



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