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肉料理のマナーと知識8

    

肉料理のマナーと知識G

◆クレオパトラは、香水の魔力で歴史を変えたと言う。芳香と、療法は、アロマテラピーとして心と体を癒してくれる歴史もあります。そして、食欲をそそる香りもあります。時代の変化と供に、流通の変化は、食の香りも変えて行きました。その香りで優劣を判断してきた食に、羊の肉が上げられます。

 羊料理で誰しもが思い浮かべるのは、ジンギスカン料理ではないでしょうか?蒙古軍の兜をイメージした焼鍋に、羊のスライスと野菜とを焼き、漬けダレをソースに、豪快に食べる北海道の代表的な料理。実は、飼育が盛んだった北海道の苦肉の策でした。羊毛を取った後の老齢な綿羊を何とか調理出来ないものかと考え生まれたものでした。独特な臭い、固い肉は、古き時代の保存の仕方、輸送の問題も絡んでいた様です。それらを踏まえた上で、食のアイデア料理として、創案された日本独特な料理です。

子羊の肉料理 未来予想図が現実視出来る人は、発想からして違うと感心させられます。さて、新聞の最近のコラムに羊肉は、体脂肪を燃やし、中性脂肪やコレステロールを減らすカルチニンの含有率が、牛肉に比べ、ラム(仔羊肉)で1.5倍。マトン(成羊肉)なら3倍近くにもなり、健康嗜好とダイエットが、ブームのキーワードとなり消費率が倍増しているとの記事が掲載されていました。今 羊が食のトレンドの様な書き方でしたが、フレンチレストランのメニューにおいては、古くからの肉料理の定番といっても過言ではありませんでした。羊は、1才未満がラム、2才未満がホゲット、それ以上をマトン呼びます。羊独特な臭い、肉の柔らかさは、羊の加齢と供に旨みはおとろえて行き、仔羊と呼ばれる1才未満の食肉が高級とされ、メニューとなる定番のいわれです。

近年スーパー、デパ地下など、一般店頭においても、マトンより、肉質の柔らかい、くせの無い、ラムが主流になってきました。羊料理を、潜在意識として良いイメージを、お持ちでない方は、今一度お試し下さい。

 とても美味しい代表的な仔羊料理を紹介します。・・・骨付き背肉をパン粉と、みじん切りにしたパセリに、ニンニクを混ぜ焼き上げた料理です。フランス語でカレ・ダニョ―、骨付きの状態の料理ですから、骨を手掴みで口にほうばりたいところですが、肉用のナイフ・フォークで骨に沿ってナイフを入れ、身を剥がし、一口サイズにカットして、お召しあがりになって下さい。食のバリエーションが、一つでも増えて頂ければ幸いです

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