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デザートのマナーと知識3

    

デザートのマナーと知識B
◆ウフ・アラ・ネージュ。(雪のような卵)
 サルヴァトーレ・アダモ。1970年代から本格的に日本でも頻繁に彼の曲が、街を歩いていても流れていたような記憶があります。今でも大好きなアーティストです。フランスの歌手と思い込んでいましたが、ベルギーが生んだ国民的歌手と、ずいぶん経ってから知りました。彼が歌った数あるヒット曲の中で、大ヒットした曲に「雪は降る」と言うタイトル名があります。

当時の日本のアーティストが競うようにこの唄をカバーしていました。アダモが歌う最初のフレーズ・・トン・ヴ・ラ・ネージュ。「雪は降る」は、心に染み込むような 言葉をつむいだ 詞の出だしでした。情感豊かなメロディー、ハスキーな詩声は説得力に変わり、ため息をつく程、引きつけられました。

彼の曲がヒットしている時に、そのデザートに始めて出会いました。フレンチの代表的なデザートです。名前をウフ・アラ・ネージュ。(雪のような卵)と、言います。改まったレストランで、いざ、デザートに入るとき、思い出したように食べたくなります。同じネージュ「雪」と言う表現関連で、フランスの冬の情景を想像し、より深いところで記憶として刷り込まれてしまいました。「雪のような卵」と、「雪は降る」。ウフ・アラ・ネージュと、トン・ヴ・ラ・ネージュ。何時聞いても・・何時食べても・・・時が、どんなに急いでも変わらない魅力があります。

デザートメニュー・・・ウフ・アラ・ネージュ。ナイフ、フォークは、必要ありません。ティースプーンがセットされますので、そのままお召し上がり下さい。

卵白をしっかり泡立て、メレンゲを作り、スプーンで丸い形を作ります。アングレーズソース(卵黄、砂糖、ミルクで作り)、バニラエッセンス、砂糖、小麦粉、ミルクを加え煮込み、そして冷まし、カラメルソースで召し上がる、スイートな口当たりと、まるで雪を食べているような感覚、メイン料理をしっかりと胃に収め、サックリとサラダを食べた後、しっとりした甘いデザート、思わずニタッと微笑が出てしまう・・旨いと感じた食感は、本能的に人間を豊かにする見本のようなものです。

フレンチのデザートを紹介し、中国のことわざを思い出すのもおかしなものですが(五味調和百味香・ごみ、ちょうわ、ひゃく、みこう)と言う ことわざ を末尾に記載させて頂きます。“甘い、苦い、辛い、しょっぱい、酸っぱい”の味覚を調和させると、百の味を出せ、香り豊かになると言う、国を超えた ことわざです・・・まったくその通りと納得できます。コースメニューに限らず、たとえ、一つのデザートでも素材と素材の調和からバランスの良い一品が出来上がります。全てのベースは調和にあり・・そう考えて間違いないと感じます。アダモの「雪は降る」を聞きながら素敵なデザートを楽しんで見るのも良いのではないでしょうか?音楽とデザートの調和。ウフ・アラ・ネージュ。一時、豊かな心を頂けるはずです

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