ニッカンネット.com
テーブルマナースポット
テーブルマナー>西洋料理の雑学
* * *西洋料理の雑学 * * *
覚えておきたい
西欧料理の
サービス方法の色々2
 

    

覚えておきたい西欧料理のサービス方法の色々2
Aルシアンサービス(ロシア風サービス形態)は、入客の多い宴席、婚礼、テーブルマナー講習など、団体の頻度の高い宴会場などで現在もサービスの一つのスタイルとしている所もあります。料理の盛付けていない皿を貴方の右側から時計廻りにテーブルに置いていきます。次にシルバープラッタ−(銀盆)に調理場で綺麗に盛付けられた料理をサービスマンが左手手の平で持ち、貴方の左側よりサービススプン、サービスフォークを使って料理の盛付けを時計の反対廻りの順番でサービスして行きます。貴方も一度は体験したことの有るサービス方法かもしれません。

Bイングリッシュサービス(英国風)サービス形態は、レストランや、ホテルレストランでは、このサービスは行いませんが、イギリスのご家庭(イギリス系)での招待の仕方の一つとお考え下さい。シルバープラッタ−(銀盆)に盛られた料理と、熱い皿は、テーブルの角にいるホスト(主人)の前に置かれます。ホストは料理と付け合わせの野菜を、各自の皿に盛付け、その皿をホストの左側に待機しているウエーターに手渡し、ゲストからサービスして行きます。この様なサービス形態は、我々日本人に馴染みが薄いと思われます、テレビや映画の世界で一度でも目にしたことがあれば幸いです。

但し、すべからくイギリスでの招待とお考えにならないで下さい。古典的ですが、この様なサービス方法も現在でも有ります。あくまでもゲストを招待、もてなすと言うイギリスの心づくし、一つの選択肢とお考えください。

Cアメリカンサービス(米国風)サービス形態は、フレンチ、ルシアン、イングリッシュサービスと比べると、略式なサ−ビスです。調理場で料理を皿に盛付け、ゲストにサービスをすると言う何処の国でも一般的カジュウアルレストランのサービス方法が、アメリカンサービスの特徴です。

現在のレストランにおける西欧料理のサービスは、カジュアルなレストランにしろ、格式の有るレストランにしろ、このフレンチサービス、ルシアン、イングリッシュ、アメリカンサービスのそれぞれの優れた部分、特徴を捕らえ料理や、そのレストランのスタイルに合わせ、内外を問わずサービスの形態としています。私自身フランスの家庭に招待を受けた折ここで記載したイングリッシュスタイルで招待を受けました。記載した特徴は、各国のサービススタイルの発祥で、もてなすスタイルはクロスオーバーして発展しています。マナーを知る上でのスキルアップとお考えいただければ幸いです。

   トップにもどる  


NIKKANNET に掲載の記事・写真・カット等の転載を禁じます。
すべての著作権は日刊きりゅうに帰属します。

ニッカンネット.com