| ウエーターを呼ぶ際には軽く右手を | ||
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メニューを見ている間、ウエーターは貴方のそばから離れますが着かず、離れず、の位置に待機（ウエイト）しております。貴方がメニュー内容やその他の事で彼を呼びたいときにあまり遠くにいたのでは直の要望に答えられないからです。
時間的品質（微妙なタイミングを計ることを）を第１に考え、「ころあい」を全ての定義としています。 ウエーターを呼ぶときに指をならしたり、大きな声で呼ぶのはマナー違反であり、あまり上品とは言えない仕草です。ウエーターを呼ぶときは軽く右手を上げるだけで結構です。ウエーターは通常、お客の目の動きを見て行動しますので、大きなジェスチャーは必要ないのです。 レストランウエーターとは レストランウエーターについて少しお話しいたします。レストランで貴方を迎えたのはグリートレス。一定以上のレベルであるレストランでは女性は彼女一人です。もちろん例外は何処の世界にもあります。わずかに選ばれし女性は、数名ですがソムリエと言う名称でクルーの一員になっているのが現状です。 女性ソムリエも日本には、ほんの一握りだけですが配置されているレストランもあります。いまや女性ソムリエのトップに立つ程になったＨ・Ｎさん。彼女とはホテルセンチュリーハイアット時代の先輩、後輩でした。彼女は元経理課レストランキャッシャーの他部署の後輩。ある時、彼女からこんな相談を持ちこまれ、困った記憶があります。・・・「私経理には全く興味がなく、ソムリエになりたいのです。どう思いますか」と、予想外の夢を語られ？独協大学を優秀な成績でこの世界に入ってきて、ましてや父上は銀行マンで名を馳せた人。彼女のバックボーンを知っていたが為か、私からの彼女に対しての冒険より安全な道へとのアドバイスを考えた結果、この言葉を聞いてケンモホロロに・・・。女のソムリエとはバカもほどほどだよ、ソムリエは男性主導のもの、女の君が、かりに資格を取った所で、ホテル業界が君の存在意義を見出してくれるとは考えられないと、話した記憶があります。 私自身、先を見る目のない男だったと思っております。その後、彼女は勤務の傍ら、門戸開放のサントリーソムリエスクールに通い、資格を取り卒業。日本初の女性ソムリエになり、今や女性ソムリエの手本となり、後進のやる気の糧においても、現在第一人者の地位を獲得し大活躍中です。 さて、レストランスタッフに話を戻します。女性スタッフの例外は、あくまで例外として、女性スタッフはグリートレスのみと表現してもよろしいでしょう。そしてもう一人貴方を迎えてくれるのは、マネージャー。レストランの責任者です。全てのサービスを見ている人と表現しておきます。その補佐をする役目がアシスタントマネージャーです。実際に貴方の料理の相談や、テイクオーダー、サービスを担当してくれるのがキャプテン、又はアシスタントキャプテン。飲物の相談、サービスを担当しているのがソムリエ。料理をお客様のテーブル前まで運んでくるのがシニアウエーター、又はウエーター。その下に食べ終わった料理皿をスチワード（洗い場）まだで運ぶバスボーイ（但し、この名称はホテル、レストランによって違います）というスタッフで構成されています。ウエ−ター（ｗａｉｔｅｒ）とは、文字通り待っている人のことです。食事中に近くにいて気障りでなく、大事な一時を間違いのなく過ごすためにサポートをしてくれる人と解釈して下さい。 |