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* * * レストランでのマナー * * *
レストランの予約

  

フォーマルな予約について
ホテルの宿泊でもまずは予約してから皆さんお出かけするものと思いますが、しかし、どうしても予約する事も出来ずに突然、世間一般で言う一定レベル以上のホテルに宿泊する事態におちいった場合、まずは、フロントに行き客室が空いているかどうか確認することでしょう、客室が空いている場合でも、宿泊させる側のホテルは相手をまったくの確認の取れない客として、(他の宿泊客の安全性その他を考慮して)デポジットつまり前渡し金を頂きます。そのさい、空いている部屋の宿泊料金より数万円高い金額をうけたまわり、チェックアウト時に差額金をお返しするシステムになっています。つまり、予約とは、確認リコンファームできる人と言う信用そのもののあかしなのです。

さて、レストランではどうでしょうか。まったくこれと同様と考えて下さい。

客観的に書かれているテーブルマナーの本などには「マナー違反ではないができるだけ予約をしたいもの」などと書かれている場合がありますが、予約はマナー、エチケットの第一歩と考えて下さい。街の高級なレストランにおいては、電話をすれば直接そのレストランにつながるでしょう。ホテルレストランの場合では、小規模なホテルならば直接レストランに、大規模なホテルでしたらレストラン予約デスクにオペレーターがつなぎます。いくら教育されているレストラン予約デスクでもメニュー内容の細部に渡っては解りません。その際、直接レストランにつないで欲しい旨をお話しし、レストラン担当者とお話しする事がベターです。

予約時の必要事項確認

1)日時、・・・何月、何日、何曜日、の何時と細かく伝えましょう、平日、週末も含め、クリスマスイブの前日、クリスマスイブ、クリスマス、12月の31日〜正月三が日まで、レストラン、ホテルレストランの地域イベントと重なる日、(各医学会、国際的スポーツイベント、奉仕団体の大会、地域密着の花火大会など祭りごと、等)大きなイベントが有る日の予約や、景観の良いテーブルをステキな人とすごしたいとお考えの特別な場合は、できるだけ早目の予約が必要になってきます。半年前からの予約が、一般的な受け付け開始日にしている所が多いと思われます、それもこれも、電話一つで確認できますのでまずは一報することが肝要です。

さて予約時間はどうすればよいのか、レストランの予約時間を正確に伝えなければいけませんが、その前に必要な限りの情報を得ましょう、オープン時間は何時からなのか、クローズ時間は、ラストオーダー時間は、聞く事に損はありません、かりにステキでお気に入りなレストランになりうるかも知れません。電話での相手の対応がどうであるのかの確認にもなります。しかし、自分の指定予約時を伝えたならば、その時間に行かなければいけません、プロミス、約束はエチケット前のルール(規則、規約、)です。もし、定刻より遅れることが解るようでしたら、レストランに連絡を取る事が必要です。連絡のない予約客はケースバイ、ケースですが20分〜30分まではお待ちするでしょう、が、それ以後はノーショー(予約されても来店されない客)扱いとなります。事前に用意した景観の良い、席、または、そのレストランでの居心地良いテーブルは、次客予約の席となります。

2)予約名、人数、正しい電話番号・・・姓名はフルネームで伝える。同姓同名は以外や多いものです。もちろん日本人にミドルネームがあるわけでもないのですから予約時間と、名前が一緒の場合確認は電話番号、人数に頼ることになります。18:30分予約の鈴木一郎人数2名、同姓同名、同時間、こんなケースがありま、確認は電話番号だけになります。また、予約時の人数と当日の人数の変更も必ず連絡を入れるべきです。レストラン側では人数によってテーブルを振り分けます。

1テーブルは4名席以内でシフトしているレストランがほとんどです。5名以上の予約の場合事前にテーブルをジョイントし、セットしておくか、限り有る多人数用テーブルをキープしています。レストランの予約は奥の席にかたよったり、手前の席にかたよったりせず、まんべんなく景観の良い席から振り分け食事のサービスを円滑にできるように配慮されています。もちろん予約の早い方からエレガントなテーブルにシフトされます。そんな意味合いもあり、変更になった予約人数は連絡するのがマナーの基本です。

確かな電話番号を伝えるのもルールです。おわかりのようにレストラン多忙日は休前日や、クリスマス等の年間イベントと称される日、さまざまな人達が楽しい一時をすごすために早くからの予約をされることでしょう、万が一の曜日の確認や、変更時間の確認などレストラン側からリコンファーム(確認)の電話が特別な日には数日前にかかってくる事でしょう、相互の信頼関係は間違いのない電話番号からと言えるかもしれません。

3)目的、服装・・・どんな目的で予約をしたのかを伝えます、接待での利用、自分の誕生日、招待した方の誕生日、様々な記念日に利用など、伝えておくとよいでしょう、レストラン側は目的が明確に把握できることで対応をととのえます。接待に利用ならば静かな落ち着いた席を、誕生日など記念日ならばプレゼントケーキの手配や、卓上花の彩り変更、テーブルを囲んでレストランスタッフ一同のハッピーバースデーソングプレゼント、など、居合わせたお客様達おも含め、ステキな連鎖の時間が一生の思い出になるようちょっとした工夫で演出効果が目的を伝えたことで得られる事でしょう。

格式の高いホテルや、レストランではドレスコード、またはドレスレギュレーションと呼ばれる服装規定があります。楽しむ時間を華麗にすごすのですから他の人に不快な思いをさせないための最低限のラインは守っていただけねばなりません。しかし近来のホテル、やレストランでは時代のニーズに合わせてコードを変えているのが現状です、10年前のドレスコードと最近では大きく違いをみせています。格式だけのみを重んじてお客がこないようでは商売にならない、よってドレスコードも変えざるをえないといったレストランもあるようです。さて話をもとに戻します、コートやオーバーはホテルに入る前にぬぎ、ロビーに入ったらばロビークロークに預けホテルレストランに行く事にしましょう、コートにマフラー姿でホテル内をうろうろするのはエチケットに反します。格式のある街のレストランも同様です、レストランに入る前にコート類はぬぎ、クロークに預けて下さい、他人の家にコートを着たままズカズカと入っていかないのとまったく同じ事です。女性の極端に短いスカート、ブーツや厚底の靴、厚き化粧も控えましょう、香水のキツイ物はさけて下さい、隣のテーブルで食事をする身にもなって下さい、これは経験上の説明です。料理やワインはブーケ(芳香)も大きな楽しみですが、それ以前に不愉快になります。

女性の帽子の使い方については、アクセサリー,ファッションの一部として考えられています。大きめな帽子はランチタイム,カクテルパーティーがふさわしいでしょう、ディナー時では小さめなヘアー飾り的な帽子がよろしいでしょう、では男性の帽子はどうでしょうか、これは朝食の段階からマナー違反になります。カジュアルなレストランでも同様です。レストランに入店する前にクロークに預けておきましょう、ディナータイム時の服装は男女を問わず奇抜は避けベーシックなお洒落ででかけましょう。ドレスコードは必ず確認しておいて下さい。

4)メニュー内容、料金チェック・・・レストランでは一品メニュー、アラ、カルト、とコースメニューを組み合わせてコラボレーションとしています。コースメニューは四季で内容を変える所、月によって内容を変更するレストランと様々です。予約時に内容,金額をチェックして、また近年オードブルからデザートまでチョイス、オブ、メニュー(数品の料理の中からお好きな料理を自分で組み立てるコースメニュー)などもありますので予約時に確認しておく事です。

レストランに行くにはホストと、ゲストで行かれる場合がほとんどだと思われます。ゲスト側に配慮するとき、ノープライスメニュー(値段の書かれていないメニュー)を提示するよう支持しておくのも予約時に必要な事です。(格式あるレストランでは必ず2種類のメニューを用意しています)

レストランでは年間数回のイベントを行っているところがほとんどです、フランスから3星レストランのシェフを呼びイベントを行ったり、著名なホテルのシェフを向かえてのフェーアー、ソムリエの選定ワインに料理を特別に組み合わせて企画を立てたり、現仙台ロイヤルパークホテル、フレンチレストラン、(ヴァンセーヌ)ではメインディシュの皿をお客様に選んでいただくエキサイティングな企画までありもちろんそれには世界に例がない皿ソムリエなる皿に関して文化を語れるスタッフがいたからこその企画でしょうが但し通常のメニュー内容ではない場合、もちろん料金もことなるでしょう、グレードの高いレストランでも古さと新しさが混在して進化しているのです。

5)携帯電話の是非・・・・急速に普及し発展の一途をたどり便利この上のない必需品であることは間違いのないところです。ですがマナーを問われているのも皆さんご承知おきと思います。時と場所をわきまえないと迷惑以外のなにものでもなくなってしまいます。フォーマルな場での持参は止めておきましょう、どうしても持っていると気になるものです大事な人と楽しい時間を共有しているのです。ひととき忘れ去り優雅なディナーと真心のこもったサービスを贅沢な空間にしてみることもエチケットです。

* 格式の高いホテルレストラン、グレード感のある街のレストランと記載しておりますが、オーベルジュ(Auberge)と言うレストランを主体とした宿泊施設も兼ね備えたプチホテルも同様ですので付け加えておきます。日本でも数こそまだ少ないですがそのクオリティーの高さは本物を幸せな気分で味わって頂く基本姿勢を感じさせます。

ナイフ,ホークの使い方、グラスの持ち方等のテーブルマナーに入る前に長々と前置きを記載しておりますが、西欧料理(フランス料理主体)と背景を細部に渡り理解していただけねば本当の意味でのマナーを理解できないと考えております。

レストラン格付けとは・・・ミシュランと言うフランスの食のガイドブックが端を発しています。ミシュランと言えばその星の数で論争がおこるほどの世界的に影響力がります。(もともとの前進はフランスの大手タイアメーカー)1923年エドワールとアンドレミシュランの兄弟がレストラン紹介を初めました、1931年に現在同様な星なし、1つ星,2つ星、3つ星の格付けスタイルになり料理、店内(什器,備品、)アコモデーション、サービスマンの品格など細部をチェックし、そのレストランの格付けをして行きました。1967年にはフランス版だけで50万部を超える売上をあげ上げ、フランス人の食に対する文化の高さをうかがわせています。

格付けによって相互の切磋琢磨を生み、ますますフランス料理,サービスマンの向上をなし、世界的にフランス料理の位置付けも自然と高くなり、その地位を不動のものにしていったのでしょう、私自身も社命にて約1ヶ月間3つ星レストランの旅をした思い出があります。思いでと記憶のランニングギアとともにたどり、ちょうどこの後フランスに行き3星レストランにとお考えの方への注意事項を記載しておきます。3星レストランは世界中から予約が入ります突然の訪問は100%不可能です、最低3ヶ月前には予約されることが望ましいでしょう、タキシードは必要ありません、スーツにネクタイで大丈夫です、3星レストランは郊外にある所もかなりあります、必然的に車の手配になります、20:00時から21:00時位の遅めの予約が普通です。小さな辞書を持っていっても恥ではありません。各料理ポーションは日本人の胃にはむりがあります、コース料理ではなくアラカルトで品数をおさえて注文なさることをおすすめします。

レストラン格付けとはどの国においても商売状だけではなく、お客としても自己啓発になり、全てのスキルアップにつながる由縁なのでしょう。

レストランに入店です

さてレストランの入口につきました。ちょっとその前にトイレに行って手を洗っておきましょう。日本のレストランではオシボリを出している所もありますが、海外では考えられません。格式の高いレストランでは、エントランスに入るやマネージャーデスクと言うサイズの大きいデスクに、一冊のリザベーションブックが置かれています。もちろんお客様には内容が見えないような角度におかれています。リザベーションブックの前にはそのレストランの責任者であるマネージャー(不在時にはマネージャー代行のアシスタントマネージャー)が立っています。

リザベーションブックには

予約のないお客・・・Passage.パッサージュ

予約客 ・・・Reserve.レゼルヴェ、こんな名称でテーブルブッキングしています。

レストラン内テーブルの状況、予約客の詳細をつぶさに記入された(○○様何名、何時予約、予約受付け日、予約受付け時担当者名、お客様Z番号、前回来店時のメニュー内容、趣味、嗜好、会社名、接待客(ゲスト)側の法人指定ビバレージ会社の有無、等)内容を記載しています。

そして、彼の隣には容姿端麗なアテンダー、グリートレス(ゲストリレーション、コンシェルジェ、フロアーアテンダント、同名称)の女性が皆さんを・・・こんな言葉で向かえるでしょう、いらっしゃいませ、ご予約は承っておりますでしょうか、顧客ならば○○様お待ち申し上げておりました。予約が入っているならば、すでにとってあるテーブルに案内してくれます。予約がないときにはマネージャーの指示のもと、グリートレスがあなたを案内するでしょう。どんな客をどこに案内するか、これはレストランの仕事です、空いているからあの席が良いと指定しても景観の良いテーブルはすでに予約の指定を受けているテーブルと理解して下さい。但し、通された席があまり気に入らない席でしたならば、満席でないかぎり遠慮せずに席の変更を問うのはいっこうにかまいません。

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