テーブルマナーにスポット
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テーブルマナー>チーズのマナーと知識 |
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チーズのマナーと知識3
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チーズのマナーと知識B | ||
◆ジョキング、ランニング、マラソンの類が好きです。走り始めてから直ぐに苦しくなります。その苦しさも3キロ程走ると大分楽になります。体が温まり爽快感が出てきます。しかし、ある一定以上のスピードを出し走り始めると苦しくなります。その一定レベルは、言うまでもなく個人により差が生まれます。高いレベルでの一定、低いレベルでの一定、そう、誰だって速く、高いレベルでの一定維持を求めてやみません。そのためにトレーニングをします。日々の努力が明らかにタイムとなって現れることもランニングの面白いところです。それ故に、苦しみもがいた後の結果が爽快な感動へと繋がります。誰よりも好きな自分を独り占め出来る、ナルシスト的な要素も多分に含まれているスポーツです。一度感動を味わうと次の感動はどういうものか、探りたくなりそれを求め、また、走ります。その繰り返しでいつしか趣味や生きがい、見方を変えれば依存や中毒に変わってゆきます。
意外な共通点は、食の世界でも多く見られます。食の好き嫌いです。チーズは、ナチュラルチーズとプロセスチーズの二種類に分かれます。ナチュラルチーズのその中でも大きく分けると軟質、半硬質、硬質、超硬質に別れ、熟成させないタイプの柔らかいタイプのクリームチーズやカッテージ、モッアレラなどは、一度は味わったことがあると思います。又 牛だけでなく、羊、山羊などに分かれ、白カビや青カビによる熟成、細菌による熟成とにも分かれます。さて、好き嫌いがはっきりして現れるのが青カビタイプ(ブルーチーズ)ではないでしょうか?見た目においても青カビが日本人には慣れていないルックス、臭いも特徴的です。慣れると癖になる、納豆と同じような感覚なのですが、独創性の要素が強いせいか、好きと嫌いにはっきり分かれるようです。 ヨーロッパで大事に育てられた、ブルーチーズ。その世界三大ブルーチーズがフランスのロックフォール、イギリスのスティルトン、イタリアのゴルゴンゾーラと言われています。ロックフォールにいたっては、2000年も前から食べられていたそうですから人類の保証書付チーズと言う訳です。 一般的に日本人受けするチーズが、最近のスーパーでも多く見かけられるフランスのカマンベールチーズ、原料は牛乳、皮は厚く、中身はクリーム色でドロリとした状態。味はやわらかく口に馴染みやすいチーズです。我々日本人にもっとも身近なチーズはご存知、スパゲティーのお供的感覚パルメザンチーズ、あのサッカー日本代表ミッドフィルダー中村俊輔が初めて海外移籍した地、セリエAに所属していた頃の北イタリア、パルマが原産です。1年以上の熟成期間を置き、非常に硬く、脂肪が少なくおろしチーズに最適です。 さて、チーズの文化を探るうちに理解できたことがありました。教育の基本は知育、徳育、体育だそうです。そこに食をもう一度見つめ直し、社会性を育む教育、食育、がプラスされるそうです。食の文化に力を入れてきたフランスに遅れること50年以上(主観です)。利に適った事を始めた文部科学省が今、力を入れて進めています。食文化は人間が歩む上で死ぬまで共にする大事なものです。ただ突き進むだけでなく、振り返って継承するべきものを再確認する事が、一歩先の未来に繋がると、ナチュラルチーズの途方も無い歴史が語りかけ、理解させてくれたようでした。 |