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サラダのマナーと知識

    

サラダのマナーと知識
ソムリエとは、ご存知ワインの専門知識に卓越した人だけに与えられる称号です。その称号が一人歩きし、最近では、何につけてもソムリエの名前を聞きます。例えば本に造形の深い人には、本のソムリエ。その街の知識を網羅している方を街のソムリエ。つい最近耳にしたのが、野菜のソムリエ。きっとあらゆる野菜の知識を持ち合わせている人の事を、匠のような表現に変えたのでしょう。

 さて、野菜のソムリエとは行かないまでも、サラダと言う料理を楽しむ知識とマナーとして、ここでは、記載したいと思います。

サラダとは・・・サラダ(salad)と言う言葉事態は、アラブ語のSal(塩)からきており、古代ギリシャの人達が、生野菜に塩をかけ食べていたのが始まりであり、野菜そのものからでなく、その時代の重要な塩(sal)から意味してサラダと言う単語が生み出された様です。

 西洋料理のコースメニューの中にあっては、メイン料理のほんの少し前にサラダは出されます。貴方の正面左手にはパン皿に盛られたパンが置いてある筈です。サラダが出てくる時にはサービスマンは左側からパン皿を上に上げて、パンが置いてあった位置にサラダを置きます。これがサラダの指定の位置となります。その際、サラダには、サラダ用のフォーク(オードブルフォ―ク)が貴方の右手かサラダの皿の上に置かれます。万が一サラダ用のフォ―クが無い時には、メインとなる料理のフォ―クをご使用になって下さい。

 言(いう)に葉(木の葉の は )を繋げて古代の人は言葉にしたそうです。切ないぐらいに自然を理解して単語にしたような気がします。野(の)の、菜(さい)と書いて野菜とした混じりっけ無い日本語と、サラダの語源が何だか共通な気がしてなりません。

 多種多用なサラダの中で、メイン料理の付け合せとして同じ皿上に、彩り、栄養的なバランスを考えた温野菜(Garniture)ガルニチュ―ルが、付け合せとして出てきます。これも勿論、サラダの一品です。単純に冷たい野菜を切り分け皿に盛るだけでなく、野菜事態の切り方、料理の仕方、肉類を使用するサラダ、魚をメインにしたサラダ、フルーツをメインにしたサラダ、料理の仕方でこれだけ変化に富む一品も無いような気がします。単純にメイン料理の副食と考えたり、主食に対しての管理栄養的バランスだけではない重要な一皿です。

 古代の文化を頑なに守っている、ネイティブアメリカ(アメリカ原住民族)の思想は、連関、循環、調和と言うエコロジーだそうです。サラダの主張もそんな所に有るような気がしてなりません。

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