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* * *魚料理のマナー * * *
お口直し

    

 お口直し

◆そんな昔の話ではありません。外出時改まった席に着用する外衣着(そといき)や、よそいき、いっちょうらい、そんな言葉が一般的に浸透した言葉として少し前の時代には当たり前に認識出来たものでした。言葉の文化は、流行に左右され時代にそぐわない言葉は死語となり使用する頻度もおのずと少なくなって行き「個人の知恵袋」に治まります。

近年まるで絵文字のような言葉が幅を利かせ、転がるように日本語事態が崩れて来ているように感じます。はたしてそれが良いとも想いませんが、こんなボーダレスな時代です。言葉同様にあらゆるマナーが崩れ始めているのも理解出来るような気もします。日本国中確実に、肌で感じて目に見えて右肩下がりに判るようになってきました。過度になりすぎれば紙面やニュースに成る事は必然です!

さて、西洋料理のコースメニューの中に見る前菜、スープ、魚料理、肉料理からデザート、コーヒーに至るまでの順序立ては変わる事無くアレンジはしても崩れる事無く続いています。

魚料理のマナーと知識の後には、肉料理のマナー紹介とお考えでしょうが細かくご説明しますと本格的なフルコースメニューの中においてはその間にくる お口直し(granite)グラニテが入ります。お口直し・・・ この言葉も同様に死語に近いものなのかも知れません?

では、そのお口直し(グラニテ)についてご説明させて頂きます・・・直訳するとフランス語で つぶつぶ と言う意味です。前菜からスープや魚料理を召し上がり さて メイン料理の肉料理に入るその前に、心も体も準備しましょうと考えての口直しです。そんな意味合いから甘くないシャーベットのような果汁やリキュールなどの糖度の低いものをシャーベットより荒くかき氷状な・・つぶつぶにしティスプーンで二口、三口で召し上がるようにしています。口の中をサッパリとさせ次に召し上がる、どちらかと言うと重たい肉料理に入る前の胃液分泌の向上にも繋がる役割をにないます。グレープフルーツのグラニテ、レモン風味のグラニテ、赤ワイン、白ワイン、ロゼワイン、シャンパン風味等々様々です。グラニテはサッパリとした大人なの味を演出し気分を変えてくれるツールとも言えます。次に出てくるメイン料理のプロローグ的役目をこなす大事な必須品目です。

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