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魚料理のマナーと知識

    

魚料理のマナーと知識@

◆スープの知識とマナーが終わったところで魚料理についてご説明させて頂きます。

魚料理に使用するナイフ、フォークはオードブルに使用する小振りなナイフ、フォークや、肉料理に使用するナイフの先が鋭利を追求したり又、内側にギザギザのカットが入っていたりする肉そのものを切る用途に考え作られた物ではなく、身のやわらかい魚をカットするために考えられた他のナイフ、フォークとは一味違うビジアル的に見てもいくつか並んでいるナイフ、フォークの中でもいっそうアート感を強く出した品物です。ナイフに幅があり絵柄模様をほどこし、シルバーメッキの色具合も他の料理使用と一別出来るようにしてあります。ナイフの先が少し尖っているのも特徴です。その昔焼きあがった魚料理の骨抜きに使用していた名残りとした形状を今でも継承しています。ナイフ同様にフォークも他のフォークと違いデザイン性を重視しているため何方でも判断出来るようになっています。

もともと料理は出来上がった料理(焼く、煮る、)を、手で食べていた歴史を踏まえ武器として使用していたナイフから現在に発展、発達してきたものです。16世紀の終わりから17世紀に掛けて原型が出来あがりそして今現在に至ってはその物のクオリテイ―の追求によりいっそうの芸術性を加えた高価なものから・・・とりあえずテーブルにセットして違和感もなく充分ビジュアルとして絶えられるリーズナブルな品物まで多岐にわたります。

さてもう一つ魚料理を召し上がる際ソースを充分に満たして素材とソースを堪能する時に用いるソーススプーンが右側にセットされる時がありますのでその時は利用してみて下さい。ソースを単純に楽しんで頂いても結構ですし、ナイフの変わりにそのまま身とソースを絡めて召し上がることのできる利便性のあるスプーンです。

通常のスープスプーンのスープを飲む先の部分が平たくなったスプーンのことをさし、魚料理だけではなく充分にソースを加えた肉料理にも使用し、その用途によってセットされます。魚用のナイフ、フォークを見ていると何時、何処で、誰が最初に考えたのか?アート的な要素を多分に含んだものにしたのは何故なのか?単純に他のそれと比較できるからではないなにかを感じます。答えを記載できないことを残念に思いますが、全ての道はローマに通うずとの格言からその時代を背景として作られたものだったのか?ルネッサンス期の芸術家?・・・などと想像力を駆り立てる西洋料理のマナーツールです。

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