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チーズのマナーと知識5

    

チーズのマナーと知識D
◆チーズを楽しみながら、ワインを頂くことをチーズとワインのマリアージュ(結婚)と、フランスでは表現します。人を好きになることに、理屈はいらないと言いますが、結婚となればただの恋愛感情だけでないプラスアルファーが必要なのでしょうか。

一時の感情だけでなく、伴侶として一生共に過ごすのですから、相手に見えないオーラを感じなければ、踏み切れないものかもしれません。一般に良く言う言葉に恋愛と結婚は別の理論も定かでない、赤い糸が見えないのですから答えの出しようがありません。さて、フィアンセはご存知、婚約者のことです。では、その婚約者から最終的な結婚までの相手を探すには、どの様にしてお選びになるのか、チーズとワインで検証してみると答えが見つかるかもしれません。

ワインはぶどうを素に発酵してできる飲み物です。チーズも同様に羊、山羊、牛の乳を素にして発酵してできる食べ物です。ベースが同じ基準で出来上がったものどうしの相性は、口当たり、舌あたり、喉ごしが良く、胃の中へ同時に通過するときの、心地良いところが、マリアージュ(結婚)とされる由縁なのでしょう。組み合わせの基本は、ベースが似ている点に上げられます。ワインの味は、その土地の気候、風土によって千差万別です。チーズもこれとまったく同様です。ですから気候、風土の近い物ほど相性が良いのが当たり前です。同じ産地や、近い産地の組み合わせが一番旨味の確立の高い間違いのない選び方になってきます。

例えば日本酒の地酒に、その土地の郷土料理は間違いのない組み合わせです。個性的で、癖のあるタイプのチーズ(ブルーチーズなど)には、近い地域の赤ワインのコクのあるものは、合わせやすく、お互いの旨味が際立つ特徴を生みます。比較的どのチーズにも合わせやすいワインはないのですか?と問われれば、白ワインが一般的に合わせ安いと思います。赤ワインほど、おもい、かるいが少ない分、こだわらなければ理想の相手が見つかりやすいかもしれません。逆に産地は違い、風土も遠い、個性の強いタイプのチーズに個性の強い同様なワインはいかがでしょうか?と問われれば、一般的には、合わすのは難しいでしょう。

 しかし、好きになるのに根拠は必要ないという方もいらっしゃいます。一概に言えないところに、好みの難しさがあります。確立で説明できても、マリアージュ(結婚)は検証できないことを記しておきますが、自然が生んだチーズを大事に育て上げた人間の、結婚に例えて表現するほど相性の良い組み合わせは、一度お試しになると理解できるはずです。各々の確かな答えが歴史を超えて優しく知らせてくれるでしょう。今回、チーズの歴史を調べている中、ふとしたことから、感銘した下記の作品に出会いました。どう脈略があるかは個人の想像力にお任せ致します。

「青春」サムエル・ウルマン

青春とは人生のある期間をいうのではなく、心の様相をいうのだ。

優れた創造力、たくましき意志、炎ゆる情熱、・・・(中略)

こういう様相を青春というのだ。

年を重ねただけでは人は老いない。・・・(中略)

歳月は皮膚のしわを増すが、情熱を失う時に精神はしぼむ。

人は信念とともに若く、疑惑とともに老いる。

人は自信とともに若く、恐怖とともに老いる。

希望ある限り若く、失望とともに老い朽ちる。

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