テーブルマナーにスポット
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テーブルマナー>スープについてのマナーと知識 |
* * * ホテルでの食事のマナー * * *
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スープについてのマナーと知識2
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スープについてのマナーと知識A | ||
◆前回記載したとおりスープは飲む(ポワ―ル)ではなく食べる(マンジェ)ものです。それでは、そのスープの召しあがり方はどの様にしたら良いのか?これからご説明させて頂きます。 姿勢は正しく前かがみにならないようにします。スープは、スープスプンで口に運ぶもので前かがみになってスープボール(皿)に口を持って行くものではありません。スープスプンはペンを持つように持ち、あまりに柄の深いところを持たないで中ほどよりやや先に近い所をお持ち下さい。なにより安定のある持ち方を心掛けることが見た目にも綺麗です。スープは、手前から向こうにスプンを送ってすくい、召し上がるようにして下さい(イギリス式などと言われています)。皿の横からや奥側から召し上がることも間違いではありません(フランス式などと言われています)が、より綺麗に見せることは、絶対必要条件です。 スープスプンに入れたスープは少量で召し上がるようにし、多めにすくい一回で二度の召しあがり方はさけて下さい。多めにすくいあげるとスープをたらす原因にもなります。又、スープボールに残った少量のスープはスープボールの手前を持ち上げスープを集めてお召し上がり下さい。以前に記載致しましたが器(うつわ)自体を動かす事は、西洋料理においてのマナーの基準にじゅんじません。が、唯一許されるのは、残り少なくなったスープボールの手前を持つことだけです。 小さめなスープボールの両サイドに取っ手の付いたスープボールをタスカップ又はブイヨンカップと呼びます。両サイドに取っ手が付いてますので小さめなスプーン(タススプーン、又は、ブイヨンスプーンと呼びます)を使用せずに両の取ってを持ち召し上がることも良しとしてのマナーになっていますが、あくまでも内々の食事会での利用方法と考えていただいて結構です。オフィシャルな席や、着飾って行くレストランにおいては、スプーンをお使いになることをお勧めします。 モチベーションは、あくまでエレガントです。又、クリーム系のスープにパンをスープに浸して召し上がる方がおりますが、範囲はご家庭だけにとどめておきましょう。スープは食べ終わりましたらスープスプンはスープボールの向こうに置いて下さい、係りのスタッフはその合図を見て器を下げてくれます。 特にスープは一品一品がそれぞれの地域、風土、歴史を継承してのいるものが非常に多く、その背景は次のコラムにて記載させて頂きますが、食事のマナーとし可憐に見せることが客観的に見て一番難しいアイテムかもしれません。テーブルマナーは堅苦しく考えないで楽しくありたいものです。・・・などとの言葉や記載された文章を時として目にします。その場しのぎの文章や、安易な言葉だとそのつど感じてしまいます。マナーは、それなりの知識と現実に経験、体験をしなければ身に付かないものです。 |